バーナー買い替えましたので、今まで使用していた
CAPTAIN STAG:オーリックとPRIMUS:トレイルストーブを項目ごとに分けて比較してみました。
比較内容を項目に分けて記載してます。気になるという方は目次から飛んでくださいー
購入のきっかけ
今までホームセンターで安売りしてたC社のバーナーを使ってて、またまだ使えるんですが、横風にちょっと弱いんですよね。
風の強い日ではあったんですがカップ麺の湯沸かしてる時に風でしょっちゅう鎮火してしまい、いつまでも湧かないという件がありまして
風防たてりゃゃいいじゃんと言われてしまえばその通りなんですが、荷物は少ないに越したこと無いということで、風防なしでも性能発揮出来るバーナーないかなーと探し始め、白羽の矢がたったというわけです。
各社メジャーブランドが10000円~15000円の商品を出す中でトレイルストーブは4800円という価格で僕を含め初心者ユーザーにはありがたいんじゃないじゃないでしょうか。
以前に比べ、ネイチャーハイクをはじめとする低価格帯ブランドもかなり良くなりましたが、中華系は嫌だという方は特にいい商品だと思います。(トレイルストーブも生産国はエストニア。どこだろう)
実際の湯沸かし時間とか、性能面でどの程度差があるのかいろいろ検証しようと思います。
ついでに今までつかっていたバーナー、キャプテンスタッグ(オーリック)の紹介もしようかなと思います。
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仕様書比較
仕様書にかいてあるものを表にまとめてみました。載っておらず実際に計測したものは(実測)と記載してます
商品名 | キャプテンスタッグ(オーリック) | プリムス(トレイルストーブ) |
収納寸法(cm) | 幅12.5×奥行12.5×高さ8.2 | 幅9.5×奥行7.1×高さ9.0 |
点火方法 | 圧電点火方式 | ライターによる着火 |
ゴトク径(cm) | 約11.3/ゴトク展開時17.2(実測) | 11 |
重量(g) | 300 | 113 |
出力 | 2700kcal/h | 2200kcal/h |
ガス消費量 | 225g/h | 183g/h |
付属容器 | プラケース | 袋 |
表を見た段階で以前使用していたオーリックのほうが一回り大きいですね。出力もガス消費量と相関して大きい印象を受けます。
点火装置の有無はあるとはいえ、重量も二倍以上違います。
あと付属容器としてトレイルストーブは袋、オーリックは白いプラケースがセットでついています。プラケースのサイズは実測で横幅11.3、奥行10.5、高さ6.5くらいです。
トレイルストーブの袋なんですが、ちょっとチープに感じます。
恐ろしいほどペラいです。コストをそぎ落とした結果でしょうか。スタッキングにこだわる方はそれぞれ自前の容器を用意するから、この部分は切り捨てたのかも。気をつけて使わないとすぐ穴が開きそうです。
値段は、購入時オーリックのほうは2500円とかだったのですが、今アマゾンでざっとみると4000円近くしますね。。。。おそろしやキャンプブーム。昔ならばともかく値段差はそこまで開いていません。
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外観比較

オーリックはバルブ部が組み立て式になってます。ねじを回すだけですが。
特筆すべきはトレイルストーブのシンプルさ。故障しにくいようにかんがえられてるだけあって構成パーツ数が極限にまで絞られているように感じます。掃除もしやすいです。
その分着火装置はないので自前で用意する必要があります。
ファイアスターター、ライターどちらも着火確認できました。
吹き出し穴の数はオーリックのほうが圧倒的で火力は高そうですが、一個一個の数が多い分穴の径が小さいので、これが風に弱い理由の一因かもしれません。
トレイルストーブの代名詞ともいえる底面のおにぎり部分に厚み、ここが前室となっており、ガスと空気を攪拌してできた混合気を吹き出し部におくることで安定した火力を保つんだとか。バイクでいうところのキャブレターみたいな役割ですかね。
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収納比較
ウチでつかってるモンベルのアルパインクッカー ディープ11+13セットで行います。詳しいスペックはサイトで確認してみてください
![]() |
モンベル(mont‐bell) アルパインクッカー ディープ11 13セット
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キャプテンスタッグ:オーリックの場合
250OD缶とあわせて入れようとするとディープ11では入りません。傾ければバーナー単体だと入りましたが、こういう入れ方するならば付属のプラケースに入れたほうが無難。
ディープ13にはOD缶ごと入りますが、がたつくので中にキッチンペーパーとか僕なら仕込みますかね。その場合、ディープ11が13に入らないので家に置いとかなきゃいけません。
PRIMUS:エッセンシャルトレイルストーブの場合
買う前に一番悩んだやつです。ここが自分の中で気がかりでした。
「トレイルストーブはシンプルさゆえに折りたたみ機構が一切ないので、ディープ11に250缶と共に収納できるのか?」が最大の関門でした。山の上でも安定して使えるのが売りなのにスタッキングしにくいってのはかなりのデメリットだからどうなんだろって思ってました。
結論から言いますとギリいけました。
ちょっとフタ浮いてるような気もしましたがいけました。
画像は裸状態ですが、実際には袋に入れてクッカー内に収めます
折りたたみのカトラリーや小型の着火器はもってないので、僕が入れるのはコレだけですが一応脇にスペースがあるので工夫次第である程度入れれるかもしれません。
ゴトク径が底とシンデレラフィットしてるのでこっちのほうが個人的にはしっくり来ました
底にトレイルストーブ+小物、上にOD缶も悪くなさそうです、支柱負担かかりそうな見た目ですけど。
底にトレイルストーブ+小物、上にOD缶も悪くなさそうです、支柱負担かかりそうな見た目ですけど。
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燃焼能力比較
※下記の検証はあくまで素人が行う、5年以上前の使い古したバーナーと新品のバーナーの比較であり、使用するガス缶の使用頻度も差があるものなので、参考程度に受け止めていただけると幸いです。
場所:家の台所
気温22℃
湿度69%
風:無
外があまりに豪雨だったので、家の台所で窓全開、強換気状態でやってます。
屋外専用ですので、マネ厳禁です。CB缶、OD缶かかわらず家でガスボンベ使う場合は換気をしっかりしましょう!たいへん危険ですので
実験内容:
- ディープ11の上蓋側を使って300mlの浄水の沸騰時間でみます。バルブ開閉度はどちらも最大です。
- 温度計の類が無いので、目視で行います。クッカー底面が蒸気の泡で全く視認できない状態になるまでの時間です。
- 複数測定による誤差を少しでも減らすため、一回につき一回水を替えます。またバーナーに点火して1分経過してからクッカーを置きます。
- ドロップダウン現象対策に10分以上間を開けて行います。
実験中驚いたのが最大開度の火の上がり方の違い
トレイルストーブのほう、とんでもない火柱上がってます。
あとオーリックで検証中取っ手のゴムが溶けちゃいました。音がうるさいから最大開度で使うことまあなかったので、反省です。底側のクッカーならば大丈夫だと思います
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燃焼検証結果
結果は以下の通り。
キャプテンスタッグ(オーリック) | プリムス(トレイルストーブ) | |
一回目 | 2分33秒88 | 1分46秒80 |
二回目 | 2分35秒05 | 1分47秒30 |
三回目 | 2分34秒55 | 1分52秒20 |
三回目は底の深いほうでやりましたが、数値は大きく変わらず。
トレイルストーブ勝利。オーリック先輩も頑張ったとは思います。使い古したOD缶にノーメンテで6年以上酷使され続けてますから当然かもしれません。壊れてないのが不思議なくらいです。
厳禁かつ自己責任ですがガス缶入れ替えてやってみましたが、レイルストーブが勝ちました。
何はともわれ燃焼能力、収納、どれを取っても先代と引けをとらないことを確認できたのでよかったです。
後は風にどれくらい強いか確認したいですが、、、非常事態宣言明けですかね風耐性確認は。
ではでは~
<記事に出てきた商品>
商品 |
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寸評 | アルミ製のクッカーであるが、料理にアルミ臭が移らない、腐食磨耗に強い特殊な表面加工が施されている(らしい)。初任給で買ったもので、器として計4つに分離する為、家族キャンプにも重宝している。 | ||
商品 |
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寸評 | 風に強いかは現地で要確認。着火装置無し折りたたみ機能無しをどう捉えるかで変わりそう。自分の要望はすべて応えてくれている良いバーナー。 | ||
商品 |
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寸評 | 引退した先代バーナー。自分の検証結果では着火装置以外で強みが無かったが、購入時2200円であったことを考えると十分以上に働いてくれた。値上がりが著しい。 |