①の続きです。
ドリップコーヒーを入れる用に注ぎ口を作成した話
直火、バーナーでガシガシ使えるステンレスケトルが欲しいということで購入したfiremapleのANTARCTIステンレスケトル。
焚火にぶち込んでお湯が沸かすためには取っ手にゴムやシリコンついてないタイプが必要になってくる
この形状のケトルでは意外にも少ない。
丸くてコンパクトな割に1リットル入る。今まで使用していたホーローケトルは引退。おしゃれなのはいいがホーローは持ち運びや現地で割れないよう気を遣わないといけないのがネック。
今後は家専用で使用して野外はこいつに活躍してもらうことにする。
注ぎ口としてメルカリとかで2000円とかで売ってますが、原価はしれてるだろうということで自作することに。
手間惜しむなら買うのも十分選択肢に入る
材料収集編
ホームセンターロイヤルで真鍮パイプを、Amazonでシリコン栓を購入。
真鍮パイプは正直1mもいらないが、失敗や試作も想定すると安心である。
当てずっぽであるが5Φのものを購入。
※追記
出る水量が控えめなので6Φか8Φでもよかったかもしれない。
私はドリップコーヒーは好きだが、淹れ方にこだわりが無い。適当なので好みの注ぎ口のサイズがあるなら径を太くしても良い。
シリコン栓は注ぎ口の何回か向きを変えて寸法を測定すると大体直径1.25-1.4cmなので上径1.5cm下径1.2のサイズを選択。
バラ売りはモノタロウくらいしか無く、配送料もかかるのでAmazonで10個入りをチョイス。
作成編
後は根性で進めていくのみである。
パイトーチのようなアルストのコイルほど複雑な形にするわけでもないので、ネットで紹介されているような炙って柔らかくするためのバーナーやパイプを綺麗に曲げるために円柱を用意する必要もない。
パイプの切断には1000円以下でもパイプカッターが買えるが、斜めになったパイプが切れるかどうかは不明なことに加え、この手の専用工具は集め出すと際限なく工具箱を圧迫してくる。
使用頻度が低くて他で代用出来る物なら買わないでやってみることにした。
使用するのは昔塩ビパイプ加工用に買った手鋸。軽金属用の刃も家にあったのでそれを使って行う。
パイプの空洞が出来るだけ潰れないように適当に手で曲げ、曲げた部分を切る。
切るときは以前の記事でも言ったように、金属部品の切断は最小限のストローク数で力を加えながら鋸を引くのがポイント。ノコを痛めにくい。
切れたらバリバリの断面が出来るので、サンドペーパー50-150番を使用して表面を整え、パイプ内側で気になる部分は細い金属ヤスリを使用する。
シリコン栓は8mmのドリルで穴を開け、パイプ無理やり突っ込んで完成。
結局一回失敗して計4個作成した。画像のは三つ目のもの。一番注ぎ易かったコレを使用することにする。
コツというほどのものでもないが
注ぎ口が水の貯水部分より高いと、より傾けないと水が出てこないのでパイプは短めに切ったほうがいい。
ケトルには蓋が取れないようストッパーがついてるが、あくまで簡易的なものなので、傾ける量は少ないほうがこぼれずに安全だしお湯を入れるのが楽
加熱の際には外し、注ぐ時のみ取り付けて使用する。案外悪くない。現地で飲むドリップコーヒーが楽しみである
<関連記事>